2023年11月12日、『第6回京都アニメーションファン感謝イベント』DAY2が開催されました。DAY1に続き、DAY2でも作品の垣根を越えた豪華アーティスト計10組が一同に集結し、一夜限りのスペシャルステージを披露しました。このレポートでは、そんな熱気に満ちた＜DAY2＞の様子をお届けします！

DAY1に引き続き、オープニングアクトを飾ったのはeufonius。歌われたのは、『ムント』シリーズより『空を見上げる少女の瞳に映る世界』のOPテーマ「アネモイ」。イントロとともにペンライトが点灯し、会場は青一色に！　riyaさんの透き通る歌声が響き渡ると、会場から歓声が上がりました。

続いて登場したのは相沢舞さん。『天上人とアクト人 最後の戦い』のEDテーマ「ユメミタソラ」では、作品の映像とともに堂々たる歌声を届けました。MCでは、相沢さんの「スペシャルゲストがいます！」の一声でムント役の小野大輔さんが登場！　シリーズ第1章が誕生してから今年で20年を迎えた『ムント』シリーズの歴史に触れながら、開幕宣言へ。
まずは小野さんがコール＆レスポンスの練習をしようと呼びかけ、「エビバディセイ！」と叫ぶと、会場は「京アニ最高！」と大きな声で応え、盛り上がる準備は万端！
相沢さんと小野さんが息の合った開幕宣言を行いました。

オープニング映像後は『Free!』シリーズのステージでスタート！　登場したのは加藤達也さん率いるTEAM KATOTATSUのみなさん。キーボード前に立つ加藤さんを中心としたバンドアレンジで、『Free!』シリーズの劇伴メドレーを披露しました。ボーカリスト・Zinee＆isseiによる力強い歌声と、胸を打つバンドの生音によって、場内はどんどん熱気を帯びていきます。「Never seen landscapes」では、加藤さんが指揮を振りながら会場一体となって合唱する場面も！　MCでは、加藤さんが「今日は作品やファンの皆さまからいただいたエナジーを思いっきり爆発させました！　また帰ってきたいと思っています！」と言うと、会場からは大きな拍手が起こりました。

続いては、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズよりTRUEさんが登場！　1曲目は『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の主題歌「WILL」。イントロのピアノの旋律が、一瞬で会場を『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の世界へと誘います。言葉の一つ一つに命を吹き込むように歌うTRUEさんの美声に、会場は釘付けになりました。MCでは、TRUEさんが「ヴァイオレット・エヴァーガーデンにたくさんの縁をいただきました」と、告白。そして、これまで共にOP・EDテーマを担当してきた茅原実里さんとの縁についても触れながら、次の曲へ。

茅原実里さんが登場し、TRUEさんとのスペシャルコラボステージです！　“今日だけの素敵な楽曲”として紹介された「ふたりごと」。『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のOP・EDアーティストとしてこれまで一緒に歩んできたTRUEさんと茅原さんは、終始見つめ合いながら息の合ったかけ合いを披露し、会場中に美しいハーモニーを届けました。

そして、TRUEさんが降壇し、ステージに残った茅原実里さん。MCの中でこれまでの歌手活動を振り返りながら、「きっと生きている中で孤独を感じる瞬間があるかもしれません。そんな誰かの心に寄り添える一曲になるように、祈りを込めて歌います」と語り、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』EDテーマ「みちしるべ」を歌唱。アカペラから始まり、ピアノやいくつもの楽器が重なり厚みを増していく伴奏にのせて、茅原さんの伸び伸びとした歌声が会場に響きました。

続いては、今年で10周年を迎えた『境界の彼方』シリーズのステージです。引き続き茅原実里さんが、『境界の彼方』OPテーマ「境界の彼方」を披露。音楽に合わせて、会場は「ハイッ！　ハイッ！」と大きなかけ声で応えます。続く2曲目は『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE- 未来篇』主題歌より「会いたかった空」。イントロが流れた瞬間、会場からは歓喜の声が上がり『境界の彼方』シリーズ10周年を祝うかのように終始歓声に包まれていました。茅原さんは「ここで歌いながら一人じゃないんだと思って、胸がいっぱいになりました！」と感謝の気持ちを伝え、ステージを後にしました。

そして、STEREO DIVE FOUNDATIONが登場し、『境界の彼方』EDテーマ「Daisy」を披露。イントロから心地良いリズムが流れると、観客も体を揺らしながら楽しみました。そしてR･O･Nさんが、STEREO DIVE FOUNDATIONも『境界の彼方』と同じ10周年を迎えると告げると、会場からは大きな拍手が上がりました。

次のステージは、『響け！ユーフォニアム』シリーズからTRUEさんが登場。『特別編 響け！ユーフォニアム～アンサンブルコンテスト～』主題歌「アンサンブル」と、『響け！ユーフォニアム』OPテーマ「DREAM SOLISTER」を2曲続けて歌唱しました。どちらの曲もTRUEさんの合図でジャンプしたり、合唱したりと、会場一体となって大きな盛り上がりをみせると、TRUEさんは会場に向かって「今日のステージで3期が楽しみになったんじゃないですか？」と問いかけ、会場は大歓声で応え、新作への期待が高まるステージになりました。

続いては、『涼宮ハルヒの憂鬱』より平野綾さんが登場！　『涼宮ハルヒの憂鬱』OPテーマ「冒険でしょでしょ？」を披露。歌唱中、平野さんが「京アニフェス盛り上がってますかー！」と聞くと、会場からは大歓声が上がり、さらにボルテージを上げていきます。

そして、SOS団(平野綾・茅原実里・後藤邑子・杉田智和・小野大輔)の登場です！　それぞれ青を取り入れた衣装に身を包み、キレのあるダンスで「ハレ晴レユカイ」を歌唱しました。会場からは割れんばかりの歓声が終始響き続けます。MCでは、4年ぶりの再会を懐かしむ面々。平野さんは「20年近くもこの作品に関わらせていただけると思っていなかったです」と言うと、涙を滲ませ、その流れで杉田さんと小野さんが抱擁を交わす場面も。杉田さんは「僕たちがここまで続けられて、これからも続けていくことができるのは皆さんの支持があってこそです。ありがとうございました！」と、会場に向かって感謝の気持ちを伝えました。

ライブは『AIR』、『Kanon』、『CLANNAD』とKey作品のOP・EDテーマが続くクライマックスへと進みます。
はじめにLiaさんが登場し、『AIR』OPテーマ「鳥の詩」、そして『AIR』EDテーマ「Farewell song」を披露し、透き通る歌声で会場を作品の世界へと誘いました。Liaさんは「皆さんと一緒に楽しむことができて嬉しいです。本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを告げ、ステージを後にしました。

しっとりとした余韻に包まれたまま彩菜さんが登場し、『Kanon』OPテーマ「Last regrets」を披露。MCの中で「この曲を歌うのは約10年ぶりです。Kanonの世界観を大切にして心を込めて歌います」と言い、『Kanon』EDテーマ「風の辿り着く場所」を歌唱。雪のシーンから作品の振り返り映像が始まると、客席のペンライトは一面真っ白に染まり、会場は幻想的な雰囲気に包まれました。

京アニフェスの最後のステージは『CLANNAD』です！　1曲目ではeufoniusが再び登場し、『CLANNAD』OPテーマ「メグメル ～cuckool mix 2007～」を披露。作品の映像とともに美しい歌声を響かせます。MCでは「素晴らしい作品を作り続けてくださって、こうしてイベントに呼んでくださってありがとうございます。これからも頑張っていきます」と、熱い想いを語りました。

そして、ラストを飾るのは『CLANNAD ～AFTER STORY～』OPテーマ「時を刻む唄」。Liaさんが再登場し、数々の名シーンとともに堂々のフィナーレを迎えました。

会場の至る所から「アンコール！」のかけ声が上がり、DAY2の出演アーティストが再び登場！
会場のカラフルなペンライトに包まれながら、アーティストの皆さんは『バジャのスタジオ ～バジャのみた海～』主題歌「てとてとて」を合唱。最後にTRUEさんが「また再会できる日を夢見て」と言うと、出演者一同で「本日はありがとうございました！」と声を合わせて感謝の気持ちを伝えました。そして、去り際に小野大輔さんが「エビバディセイ！」と叫ぶと、会場からは「京アニ最高！」と歓声が上がり、2日間にわたった京アニフェスは大盛り上がりの中で幕を閉じました。

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●DAY2セットリスト